八雲あかねの部屋

占いでもっと自分を知るお手伝いをしています

自分を誰かのゴミ箱にしてはいけない

昔、訪問販売系の会社で事務員をしていたことがあります。

商品の受発注以外に、販売員さんの相談に乗ったりするのも

仕事の一部みたいなところもありました。


販売員さんの中には、プライベートでも親交を持つ人も何人かいたんですが

ひとり、いつ会っても旦那さんの悪口と愚痴しか言わない人がいました。

夫婦で同じスポーツのサークルに入っているから

近所の人には言えない、あかねさんにしか言える相手がいない、と言われ

聞いてあげることで役に立てるなら、とずっと聞き役をしてました。

だけど、あるときもうどうにも我慢ならなくなってしまってしまった。


なぜわざわざ時間とお金を使ってランチをしに行って

あなたの愚痴ばかり聞かされないといけないのか。

私にしか言えないと言うけれど

それは近所の人にいい顔をしたいだけで

あなたにとって私は、悪口を聞かせて嫌な気分にさせてもいい

取るに足らない存在ってことじゃないのか。

ゴミ箱としてしか扱う気がないなら、もう二度と誘ってこないで。


ということを思い切りぶつけてしまいました。

私も若かったので容赦ない(笑)

もっと小出しにNOを言う方法もあったのに

その瞬間にコップの水が溢れてしまったということでしょう。










冷静に考えてみれば共依存だったのだな、と思います。

彼女は「助けて欲しい」「何とかして欲しい」「私を肯定して欲しい」

というクレクレ体質だったのだと思う。

それ自体は彼女の問題なのでいいも悪いもないけど

問題は私の方。


嬉しくも楽しくもない、むしろ嫌でたまらないのに

「頼られたから」

「私がなんとかしてあげないと」って思ってしまったこと。

誰かの役に立つことでしか自分の存在を肯定できなかったこと。


そういう我慢は、本当に心を萎れさせます、まじで。

今は、あの頃よりちょっとだけ自分を守れるようになったけど

やっぱり時々奴隷根性が顔を出すことがあります。


先日、立て続けに

「私が我慢すれば丸く収まる」とか

「気が進まないけど、誘われたから嫌々ランチに付き合う」という

昔の自分が言っていたようなセリフを聞いたので

今、必要な人がいるかなと思って書いてみました。