八雲あかねの部屋

占いでもっと自分を知るお手伝いをしています

立春

 

暦の上では春

東洋の占い的には、今日が1年の始まりとなり

本格的に『甲辰年』がスタートします。

 

甲は「木」の性質

大地にしっかり根を張って立つ。

自分を大事にする、自立の性質。

我が道を行く。

 

辰は十二支の中で唯一想像上の生き物。

理想を追い求める、目標に向かって進む。

辰は「振」から文字を当てられており、成長する・変化し動く性質。

 

理想に向かって、上を向いて走る時

足元は決して平坦豚だありません。

よく言えば変化に富んだ、悪く言えば不安定な土台の上で

どのように自分を保ち、立っていられるか葛藤が多そうです。

 

安定や平凡を求める人にとっては落ち着かない

変化や上昇を好む人にとってはワクワクする

そんな1年になりそうです。

 

 

 

新しいサイクルの始まり

昨年の秋、毎年恒例のソラリタを読もうと思って自分のチャートを見てたら

プログレスの月がアセンダントに接近していることに気が付きました。

 

プログレス(進行)とは?

ホロスコープは3重構造になっています。

一番真ん中の円はネイタル(出生)

生まれた時の惑星の配置が表示されていてずっと変わることがありません。

一番外側はトランシット(経過)

時間の経過とともに惑星の配置が変わっていき、これで運勢や出来事をみていきます。

真ん中にあるのがプログレス(進行)

一般的なのは、1日1年法。出生の太陽が1年に1度ずつ移動していきます。

プログレス図には、太陽・月・水星・金星・火星を使い、

自分の意識が今どんなことに向いているかを見ていきます。

プログレスの月は約28年でホロスコープを一周するので

アセンダントを通過するタイミングで新しいサイクルが始まります。

 

 

新しいサイクルが始まるにあたって

まずはこれまでのサイクルの振り返りをしてみようと思います。

7歳の時、1回目のアセンダント通過。

6ハウスで高校を卒業して就職。

7ハウスで結婚。

8ハウスで長女出産。

長男を出産したときは10ハウスで

11、12ハウスにかけては公園でのママ友付き合いや幼稚園のPTAなど。

 

2周目アセンダントを通過したのは1996年8月ごろ

1ハウスでは新しい生き方(専業主婦→働くことを選択)

2~3ハウスにかけては友人に声を掛けられて事務のパート

4ハウスは、パートを辞めてフルタイムにシフトしようと思うもうまくいかず悶々

5~6ハウスでは、派遣で働き始めて仕事が楽しかった頃

7ハウス、仕事で行き詰まりを感じ始めてスピリチュアルな世界へ傾倒しはじめた

西洋占星術の勉強を始めたのもこのころ

8ハウス、算命に出会い勉強を始める、占い師としてイベントなどに出始める

9ハウス、イベントのぬるさが合わないと感じ、1人でやっていこうと決める

陽転お茶会を始めて、いろいろな場所へ行きたくさんの人に会う

10ハウス、自分の場所が作りたくなり仕事用の部屋を借りた

11ハウス、友人と交流が増える。イベントや小旅行などを楽しむ

12ハウス、月が天秤にいた時期はクローズのイベントや内輪で楽しむことが多かったが

月が蠍に移ったころから引きこもるようになった。体調がすぐれなくなる(首が痛くなる、関節炎など)

 

そして2023年12月に、3週目の新しいサイクルがスタートしました。

2023年は体調面もあって、ずっと閉塞的な気分だったのですが

12月の半ばくらいからちょっとトンネル抜けて視界が広がったような感覚があります。

 

インド占星術では、昨年からラーフ期に入ったようだし

算命ではそろそろ禄存星大運へ切り替わる時期

いろんな節目のタイミングなのだなと思います。

正直これからどうしようという抱負とかはないのですが

2周目は【私が!】【自分で何とかする!】みたいな自我が強い生き方をしていたので

3週目はもっと流れに身を任せて委ねる生き方ができたらな、と思ってるところです。

 

11/13 蠍座の新月

11/13 18:27過ぎ 蠍座20度台で新月を迎えます。

 

 

新月は6ハウス(働き方や健康、調整の場)で起き、

火星と合・天王星オポジション(180度)、海王星とトライン(120度)

 

蠍座には

強い信念・洞察力・集中する・一つになる・白か黒か・こだわり

というようなキーワードがあります。

 

これまでいろいろな役割を担ったり

日常生活の中でやらないといけないことに追われていたりすると

自分が本当は何をしたいのか、何をすべきなのかが

わからなくなってしまうことがあります。

 

この新月では、自分が本当にやりたいと思っていることや

価値があると信じていることが浮き彫りになってきます。

そしてそれはもしかしたら、これまでの自分とは違う選択だったり

対象だったりします。

 

これが好きだ!これをやりたい!ということに対しては

強い行動力や集中力が発揮できますが

逆に言うと、惰性で続けてきたことや好きじゃないことは

もうできなくなっていく、ということでもあります。

中途半端ができなくなるのです。

 

今年も残り1ヶ月とちょっと。

2024年の自分がどう在りたいか、どうなっていたいかを

じっくり考える時です。

外からの刺激ではなく、静かに自分と向き合って

[なんだかワクワクする][ちょっとざわざわする]

そういう小さな感覚を意識して拾ってみてください。

 

10/29 牡牛座の満月

10/29 5:24過ぎ 牡牛座5度台で満月を迎えます。

部分月食です。

 

 

太陽は1H蠍座で、水星火星とゆるく合

月は7H牡牛座で、木星とゆるく合

IC(4Hカスプ)に乗っている冥王星とそれぞれ90度で

Tスクエアを形成します。

そしてこの満月の緊張感を、魚土星が調停します。

 

7Hには天王星もいて

これまでとは違った、新しい人間関係がつくられていく時です。

それは人数や規模的な「量」が増えるのではなく、

どちらかといえば深さや強さ的な「質」を高めたり

揺るがない固さを増していくような意味合いが強いです。

 

自分に対する信頼(自己肯定感)が高まれば高まるほど

相手に対する許容の度合いも増していきます。

 

これまで他人を優先して顔色を窺うことが多かった人

逆に他者から距離をおくことで自分を保ってきた人

どちらもその根っこにあるのは【恐れ】ではないかと思います。

 

自分を主張することで他者から排除されるのではないかという恐れ

他者と関わることで自分が侵食されてしまうのではないかという恐れ

 

恐れの感情は、自分を守るための防衛本能なので

見ない振りをするのではなく、じっくりとその恐れに向き合うことで

昇華し手放す、そんなタイミングです。

10/15 天秤座の新月

10/15 2:55過ぎに天秤座21度台で新月を迎えます。

日本では見られませんが、金環日食です。

 

 

日食や月食は、通常の新月や満月よりも力強く深い作用をもたらし、

およそ半年ほどその影響が続くと言われています。

今回の新月で決意したり始めたことは、半年後の天秤座満月の頃に

実になり結果が出ます。

 

天秤座には

パートナーシップ、対人関係、社交性、調和、美的感覚

というような意味があります。

天秤座の支配星は金星。

愛情やお金、美しいもの、好きなことなどを表します。

 

一緒にいることでお互いに

楽しい、幸せ、自分を高められる、良いところを見つけあえる

そう感じられるような人間関係の在り方を考える時です。

キーワードは『お互いに』

 

また、新月は2ハウス(お金や才能、所有の場)で起こることから

中長期的なお金や資産のことを勉強したり

美容やファッションのプランを考えたりするのもいいです。

 

パートナーシップは人だけでなく、自分の持ち物についても同じで

ちょっと良い鞄、憧れていた時計などを持つことで

それにふさわしい・それが似合う人になりたいと

自分を高めるような何かを持つ(そのための努力や貯金なども含める)

なども良いと思います。

 

この新月には

自分の人生の中に、なにかひとつ美意識を持ってみる

ことを意識してみてください。

 

9/29 牡羊座の満月

9/29  18:58過ぎに牡羊座6度台で満月を迎えます。

 

 

新月はリセットして、新しい1歩を踏み出すタイミング

満月は成果に感謝して、扶養になったものを手放すタイミング

 

今回の満月図には、『複合アスペクト』と呼ばれる

特殊な配置がいくつも含まれています。

 

牡牛天王星∔乙女水星+山羊冥王星で構成される

地のグランドトライン。

地星座のグランドトラインには

物事を形にする・結果を出すという意味合いがあります。

 

このグランドトラインに魚座海王星が加わってカイトという形ができます。

地星座が持つ、現実的・打算的・合理主義的な感覚に

海王星が持つ「夢や理想を描く」「心理的な共感力」が加わることで

自分の夢や希望がより達成されやすくなる、という配置です。

 

 

そして、ヨッドと呼ばれる特殊な形(3つの天体が、150度150度60度という角度で2等辺三角形をつくる)

これが3つできています。

①金星+冥王星海王星

海王星+金星+火星

③火星+天王星+海王星

 

 

ヨッドというのは別名『神の手』『神の指』とも言われていて

使いこなすには鍛錬が必要、けれど習得したら誰にも負けないほどの才能を発揮する

いわゆる宿命的な配置とされています。

3つの天体に共通項がない、異分子のつながりだからこその

努力や鍛錬なわけです。

 

 

 

牡羊座には

純粋、スピード、情熱、真っすぐ、勢い 

失敗を恐れない勇敢さと同時に、後先考えない向こう見ずな性質を持っています。

 

これまで「やる気」と「情熱」だけで突っ走っていて

なんとなくうまくいかず空回りする。

そんな経験を持っている人も少なくないと思います。

 

この満月は、

敢えて異なる価値観を知る・身に着けることに

自分のやる気と情熱を向けてみるタイミングです。

一筋縄ではいかないことだからこそ、攻略したときの達成感もひとしおで

自分のキャパを一回りも二回りも大きくするきっかけになるでしょう。

 

8/31魚座の満月はスーパーブルームーン

8/31 10:36過ぎ 魚座7度台で満月を迎えます。

 

スーパーブルームーン

この満月はブルームーン(8月の2回目の満月)であり

スーパームーン(月と地球の距離が最も近い位置で起きる満月)

いつもの満月よりも大きく、明るく見えます。

満月の瞬間は午前中なので、このスーパーブルームーンを見るのは

8/30の夜~8/31の夜明けにかけてが最適です。

 

魚座満月

 

 

満月は「感謝」と「手放し」のタイミング

 

月は4ハウス(自分の安心できる居場所)で逆行中の土星と合。

太陽は10ハウス(社会的なキャリアや肩書の場)で乙女座

逆行中の水星も同じく乙女座に滞在しています。

 

魚座には

浄化、癒し、曖昧にする、包み込む、救済、慈愛

というようなキーワードがあります。

 

この満月では

過去のパターンを手放す

トラウマを解放する

罪悪感を捨てる

湧いてくる感情を否定しない

自分を慈しんで癒す

というのが大きなテーマです。

 

何か新しいことを始めようとするとき

自分の進みたい方向へ行こうと思うとき

それを押しとどめるのは、他でもない自分自身の感情だったりします。

 

あのときも同じようにやろうとしたけどうまくいかなかった。。

自分の意思を通すことで他の誰かを傷つけてしまうのではないか

モヤモヤと説明のつかない思いが浮かんできて考えを整理できない

こういう気持ちや感情を、抑え込んだり否定したりせずに

ちゃんと感じてみましょう。

 

リラックスすること、ゆっくり湯船に浸かって入浴すること

海や川などの水辺に行くこと

水音などのBGMを聴いたりするのもお勧めです。