八雲あかねの部屋

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これ全部1日の話

今回の旅は奈良でした。

手帳の10/25の欄に、「奈良」とだけ書いてあってなんだろうと思い返したら

4~5ヶ月前くらいに友人の一人が「●●というところに行ってみたい」と

言っていて、じゃあ、予定だけ空けておこうって言う話になってたんでした。

 

●●っていうのは「森野旧薬園」というところで吉野の方にあるらしい。

なのでここに行って、吉野なので葛を食べて、帰り道に和歌山の橋本にある

ゆの里で温泉と夕食を楽しんで帰宅というルートにしようということと

集合時間と、誰の運転で行くかというのが決まったのは出発の4日前でした。

 

目的地の最寄りのICで降りて、

お昼を先に食べてから「森野旧薬園」に行った方がいいねなんて話しながら

走っていたら、室生寺13㎞という看板が目に入ってきた。

目的地まであと18㎞となっていたので、ついでに寄れるじゃんと

ナビの行き先を変更したら

あれ?なんか横道に入っていきますけど?山道ですけど?

となり、そこで初めて

ここから〇㎞っていうのは、あの信号からの距離であって

必ずしも同じルート上にあるわけではない、という可能性に思い至り

やっぱ下調べしないで良かったよね、もし調べてたら

方向が違うから無理だよ、って最初から行こうとも思わなかったかもね

なんて言いながら車内で大笑いになった。

 

最初、『室生寺駐車場』という大きな看板のある駐車場に

車を停めたんだけど、お寺の入り口までかなり歩く!というので

引き返してギリギリ近くで停められるところに行こうと

車でゆるゆる移動していたら、どこかのお店のおばさんが大きな声で

なにか話しかけてくるので聞いたところ

「その先の駐車スペース停めていいよ、タダだよ」と言ってくれている。

実際には帰りにそのお店の回転焼き(大判焼き)を買ってねということなんだけど

それでも周辺の駐車場に比べたら全然安いし近い。

 

室生寺は昔、高野山が女人禁制だったころに女性の参拝が許されていたことから

「女人高野」と呼ばれ信仰を集めて来たそう。

仏像が本当に素晴らしくて圧倒されたんだけど、語彙力が追い付かない。。

 

 そろそろ色づいてきたかな

 仁王門

 本堂

 五重塔

 金堂

参拝を終えて門を出る時、ふと目の前のお店に掛かっている看板の

「龍穴神社」という文字が目に入り、どうする?ってなったときも

龍と聞いたら行かないわけにはいかんでしょう、ということで

本日2度目の寄り道。

 

龍穴神社は小さいけれど、古くから大事に守られてきた場所なんだなと

感じられるような凛とした佇まいの場所でした。

 iphoneの力(笑)

もう少し先にこの神社の奥宮
ご神体でもある「吉祥龍穴」があるそうだけど、それは次回。

駐車場に戻る道の途中にある郵便局で限定発売の記念切手。

そりゃ買うよね。

この郵便局の入り口に貼ってあったポスターに

このあたりに伝わる「九穴八海伝説」や龍にまつわるスポット巡りの案内が

出ていて、次回暖かいときにこれ回りたいねという話になった。

 

車を停めた場所まで戻って、おばさんにお礼を言いがてら回転焼きを買う。

モチモチで美味しかった!

本来の目的地に向かって再出発。結局今歩いてきた道を戻る形に。

それなら車で行けば楽だったじゃん、とも思ったけど

もし歩きで行ってなければ、限定の記念切手も買えなかったし

面白そうなツアーの情報も知らないままだったわけで

どっちを選んでも「これで良かったね」という結果にしかならない。

 

スマホをナビにして進んでいくんだけど、だんだん細い山道に入っていく。

対向車が来たらアウトだよねという道を進みながら

「前の竹生島の時もそうだったけど、googleってほんとに?っていう道を指示してくるよね~」なんて話してたら

大きい道路に合流する地点にきていきなりスマホがブラックアウト!!

 

すぐに回復したけど、充電がなくなったわけでもないし原因は不明。

もしかしたら悪口聞かされてふてくされたか、細い道を必死でナビして

疲れて気が抜けてしまったかのどちらかかもしれない。

 

しばらく進んでようやく、今日の本来の目的地である

「森野旧薬園」の近くまで到着。

まずはお昼ご飯を食べましょう、ということで

 まほろばさん。看板がかわいい

 外観も素敵だけど

 お店の中もレトロですてき。

 角煮とろろそば

 

角煮がとても柔らかかったのと、

十割そばなのに全然ぽそぽそしなくて美味しかったです。

 

この時点で14時半くらい。

いつものことですが、メインの予定にはまだ着手してません(笑)

 

通り道にある酒蔵や、お醤油を醸造・販売しているお店などを覗きながら

やっと目的地へ。

 

このお店の中で入場の受付をして奥へ。お店の裏手は

葛を精製する作業場や資料館があり、そこからさらに行くと

裏山がまるごと薬草園という感じです。

 

 

 

 

山の上の畑で手入れをしていたおじいさんが
この薬草園の歴史や、漢方薬についていろいろとお話をしてくれました。

ちょうど話をしていた場所にある木(写真だと右上の木)が

オガタマノキ(招霊木)

天照大神が隠れた岩戸の前で、天宇受売命がこのオガタマノキの実を振って踊った

のちに神社の巫女さんが鳴らす神楽鈴の起源になったといわれています。

 鈴なり

 

山を下りてきたのが15時半くらい(もっと長い間いたような気がする。。)

近くの葛の館は営業時間が17時までで、茶房は16時までということで

急いで向かいます。

くずきりにしようか~、くずもちも捨てがたいし~とか言いつつ

滑り込みセーフでお店に入った私たちの目の前に飛び込んできたのは

賞味期限3分!生珈琲葛饅頭 という文字

賞味期限が3分だよ、ここに来ないと食べられないなんて一期一会じゃん

それなら食べるしかないじゃん、っていうことでこれ。

練ったばかりの熱い葛のなかに珈琲餡

美味しかったです。

 

あ~やりたいこと全部できたねーと大満足でした。

でもそういえば今日コーヒー飲んでないから飲みたいねということで

大宇陀の道の駅に向かいます。

実はここまで、高速のSAを除いてコンビニを1軒も見ていないんですよね。

道の駅では少し買い物をしてトイレをすませて

隣にあったローソンでコーヒーを買いました。

 

最後の目的地であるゆの里に着いたのは18時半くらい。

露天風呂ではぁぁ~とのんびりしていたら

地元に住んでいるというおかあさんが「どこから来たの?」と

話しかけてくれました。

「愛知って名古屋?まぁ遠くからありがとうねぇ。え!?これから帰るの?泊りじゃなくて?名古屋まで?」とたいそう驚かれました。

そうですよね。私も19時過ぎに和歌山で温泉に入っているなんて

日帰り旅の概念が覆るよなって思いますもん。

 

お風呂の後は食事。

葛が思いのほか腹持ちが良くて、お腹空かないかなと思ってたけど

お風呂に入ったらいい具合にお腹も空きました。

私は松花堂弁当

 

ご飯食べて、お土産買って、お水汲んで

なんだかんだでゆの里を出発したのは21時くらい。

途中1回トイレ休憩をして地元に戻った時には0時を少し回っていました。

日付けをまたいだから0泊2日か?

でも24時間以内に行って帰ってきたから日帰りか

それもどっちでもいいですね。

 

毎回毎回、時間が歪むっていうか

同じ1時間が2~3時間分くらいに膨らむところと

帳尻合わせのために早回しになるところがあるような感じで

室生寺行ったのって一昨日くらいだったっけ?くらい前のような錯覚すら覚えます。

 

楽しかったなー

道中はもちろん、帰ってきてからグループLINEでアルバム作ったり

あそこがこうだった、この時はこんなだったを振り返るのも

全部全部楽しい時間です。